『5/19 勤務医の年収は開業医の半分??』
『5/19 勤務医の年収は開業医の半分??』
財政制度等審議会(財務相の諮問機関)は18日、医療機関に支払われる診療報酬の2010年度の改定にあたり、開業医の報酬を引き下げ、病院勤務医に重点的に医療費を配分する方針で一致した。6月上旬にまとめる建議(意見書)に盛り込む考えだ。
西室泰三会長は会議後の記者会見で、「診療報酬の配分と体系を見直し、過重労働を強いられている病院勤務医の負担軽減につなげる必要がある」と指摘した。年収が開業医の半分程度とされる病院の勤務医の待遇を改善し、病院の医師不足に対応したい考えだ。
また西室会長は、医師の勤務地域や診療科の選択などに一定の制限がある英独など海外の例を挙げ、「日本も公的な関与が必要ではないか」と指摘した。
(2009年5月19日 読売新聞)
開業医は勤務医とは違い、多額の投資と、経費を負担した上での収入であり、かつ開業医の収入格差は大きく、保険収入以外の収入が収入格差を生んでいます。財政制度等審議会の想定している収入が自費診療収入なども含めているとしたら、現場知らずも甚だしいことです。